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新型コロナウイルスと結核について

不動前ステーション歯科矯正歯科の熊木です。

本日は、今流行りの新型コロナウイルスと結核を合わせたお話をしたいと思います。まず初めに結核とは結核菌に空気感染して引き起こされ、診断した場合には、直ちに保健所に発生届出を提出しなければならない『二次感染症』です。日本では、患者数は毎年減ってきてはいますが世界的には今でもエイズ、マラリアと並んで三大感染症の一つです。新型コロナウイルスは、皆さんもご存知の通り人に感染する『コロナウイルス』として新たに見つかった『新型コロナウイルス(SARS -CoV -2)』による感染症です。そして、この感染症を『新型コロナウイルス感染症(COVID -19)』と言います。2020年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い10年ぶりに結核による死亡患者数は増加傾向にあり、コロナ感染による死亡者数に次いで2位という結果が出ています。結核の分類は、『肺結核』と『肺外結核』があり、肺外結核は結核性胸膜炎(胸腔に水が溜まる病変)、リンパ節結核(リンパ節が腫脹する病変)、粟粒結核(血流に乗って肺に粟粒状の影が広がる病変)、腎結核(腎臓に発症する結核)などを含みます。2020年の日本の新規登録者数は新型コロナウイルス感染症の流行に伴う感染防止策による感染機会の減少や受診抑制によって2019年より17%弱減少している事が分かりました。結核の早期発見で大事なポイントとしてまずは疑うことです。日本では大都市に多く、高齢者やホームレスなどの生活困窮者やステロイド性抗炎症薬などの免疫抑制薬治療中の患者に多くみられます。また、20%近くが糖尿病患者です。これらの社会的な背景や合併症がある場合には、X線検査を定期的に行い、疑いがあれば喀痰検査を積極的に行うことが肝心です。診断は結核菌を証明することが原則なので、画像所見やIGRA陽性だけでは診断できません。結核は慢性的な経過をとり、治療しなければ致死的になりえます。治療をしていなくてもどんどん悪くなるのではなく、条件によって変わり、その経過が悪くなったり、良くなったりを繰り返すので注意が必要です。治療期間は通常6〜9ヶ月で確実な治療を行うため直接服薬確認療法が行われています。高い菌量を排出している患者であっても2〜3週間で塗沫陰性に転じることが多いです。現在の日本では、結核よりも新型コロナウイルスの方が恐怖を感じている方も多いと思います。実は、皆さんも知っている歯周病にも関与しているんです。何故なら、新型コロナウイルスを手助けするのが、歯周病菌なのです。なので、クリーニングを疎かにしていると歯周病になり色々なウイルスに感染しやすくなります。歯ブラシなんてと思いがちですが歯ブラシだからこそとても大事なのです。定期検診をしていないのであれば悪いところを治しつつ、クリーニングすることをお勧めします。本日は、このようなお話しをご覧頂きありがとうございました。今後とも、不動前ステーション歯科・矯正歯科をよろしくお願い致します。


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