口臭原因チェックリスト
| 歯磨き時に血が出る | 歯磨き時間は１分以内 | 胃の不快感がある |
| 便秘気味 | お酒が好き | 朝起きたとき口が乾燥している |
| 口呼吸している | 舌が白くなっている |
口臭は自分だけが気付かない場合も
口臭には、他者の記憶には残りやすいけれど自分自身では慣れてしまいやすいという特徴があります。
悪臭を放っている本人だけが気付かず、いつのまにか他人に不快な思いをさせてしまうことが非常に多いです。
- 口臭があるかどうかを知る方法
- 実は、口臭は全ての人にあります。
健康な人でも、起床時、空腹時などには口臭が強くなり、食べたり飲んだりすると軽減する「生理的口臭」があります。
一方、病的原因を除去しない限り消失しない「病的口臭」は、約30％の成人があると報告されています。
病的口臭があるかないかは、測定器調べることができます。
- 病的口臭の原因
- 病的口臭の原因はほとんど胃腸にあると思われがちですが間違いです。
胃の入り口は筋肉で強く閉じられているため、臭いが胃から口へ上ってくることはほとんどありません。
病的口臭の原因の90％は、口の中にあります。
悪臭の正体は、硫黄化合物と言われる揮発性ガスです。
- 口臭の正体である硫黄化合物は歯周病菌が作る
- 病的口臭の正体である硫黄化合物は、歯周病の原因となる細菌がつくっています。
病的口臭の大きな原因は歯周病なのです。
- 病的口臭の強さと歯周病の進行
- 病的口臭が強い方は、舌の表面が白っぽくなっている場合があります。これを舌苔といいます。
歯周病細菌は舌苔に移行し増殖するので、舌苔からも悪臭を放つようになります。
病的口臭の強さと歯周病の進行とは相関関係があり、口臭は歯周病のサインでもあります。
- 病的口臭は歯周病治療で治せる
- 病的口臭を治すためには歯周病治療が非常に有効です。
歯と歯茎の間にある歯周ポケットに潜む歯周病細菌を取り除き、歯周病細菌が再びそこで増殖し辛くなるよう歯の根の表面を磨き上げると口臭は大幅に改善します。
もちろん正しい歯磨きやデンタルフロスでのホームケアも非常に大事です。
歯周病治療には保険が適用されますので、定期的な口腔ケアを継続し、さわやかな息を維持していただきたいと思います。
- 虫歯による口臭
- 歯周病が口臭の大きな原因ですが、虫歯でも口臭は発生します。
虫歯で穴が開いたところに、歯垢や食べかすが溜まり、口臭になります。
虫歯が進行し、歯髄を侵して根の先に膿がたまってしまい、歯ぐきから出てくるようになるとひどい口臭が発生します。
虫歯を治療することで口臭を予防できますが、一度治した箇所でも、詰め物などが古くなってくると段差ができ、そこに食べカスや歯垢が溜まり口臭を発生することがあります。
特に銀歯は変形が起きやすいので、銀歯と歯の間に歯垢や歯石が溜まりやすくなっているかもしれません。
虫歯は百害あって一利なし。
早急に治すようにしましょう。
- 口腔乾燥による口臭
- 寝ている時は唾液が少なくなり、口が乾燥します。
また口呼吸をしている人もお口の中が乾燥しやすくなります。
皮膚が乾燥してカサカサして炎症を起こすのと同じで、口も乾燥すると免疫力が低下して、細菌が増殖し活動しやすくなります。
寝る前の歯磨きは念入りに行いましょう。
また、お口が乾燥していると思ったら、こまめに水分を取るようにしましょう。
またうがいも効果的です。
当院では、「コンクールマウスウォッシュ」をオススメしています。
コンクールは口腔内の消毒作用にも優れており、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。
- 胃の異常による口臭
- 暴飲暴食や体調不良、ストレスによって、胃の消化機能が低下し、食べ物がうまく消化できないと口臭になります。
食事はよく噛んで、生活習慣を見直して、ストレスを発散するようにしましょう。
また、便秘でも口臭が発生することがあります。
水分をよくとって、食物繊維をたっぷりと含んだ食べ物を心がけましょう。
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