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口腔内細菌について

口腔に潜む細菌
こんちには!不動前ステーション歯科矯正歯科の玉井です!
今日はお口の中にどのような細菌がいるか調べてみました。
口腔内には非常に多くの細菌が存在します。
口腔内環境は、必ずしも細菌の定着増殖にとって都合の良い環境ではないです。
細菌の定着、増殖の観点から口腔内をとらえると様々な要因が考えられます。

生理的環境は、
細菌の増殖に適した温度
→体温と湿度
細菌の定着できる場(歯、歯肉溝、舌、粘膜)
→特に歯肉溝は嫌気性菌が定着しやすい
栄養源が豊富
→アミノ酸、糖、無機塩が唾液から獲得できる

プラークってなに??
みなさんもご存知の歯后はプラークとも言います。なぜプラークが着くのかご説明していきます!
1 歯面へのペリクルの付着
清潔な歯面に最初に付着するペリクルは主に唾液中の糖タンパクで構成されており、厚さは一μm☆以下です。
ペリクルは酸による脱灰から歯面を守る働きがありますが、一方、細菌はこのペリクルに付着するためにさまざまなレセプター因子をもっています。そのため、初期プラークの細菌定着の場がペリクルと言えます。
2 歯面への細菌付着
ここで付着する細菌が口腔レンサ球菌であるストレプトコッカスミーュータンスという細菌です。
ペリクルの中に含まれる高分子糖タンパクと結合することで初期付着をすると言われています。
さらに口腔内にスクロース(糖分)が高頻度に摂取されると粘性の高い不溶性グルカンを産生し、その作用により、歯面に頑固な付着が起こります。
3 プラークの形成
ミュータンスレンサ球菌群はスクロースから菌体表層に粘着性の高い不溶性グルカンを合成し、細菌の固着やプラークの形成、成熟に大きな役割を果たします。
不溶性グルカンは唾液によっても溶け出さず、ミュータンスレンサ球菌群が産生する酸をバイオフィルム内に貯留させる働きを持つ。
その結果バイオフィルムご形成された歯面では歯の脱灰が起こり、う蝕が発症する。
さまざまな細菌がいるが、不溶性グルカンを産生することができる菌は主にミュータンスレンサ球菌群だけであるため、う蝕の誘発能が高い要因となっている。
4 プラークの成熟
プラークは複数の異なる細菌種が共凝集していくことで、その厚みを増します。
全期間を通してストレプトコッカス属がもっとも優勢であるが、プラークの成熟にともないフゾバクテイリム属や、コリネバクテリウム属、ベイロネラ属、アクチノマイセス属などの嫌気性菌の増加が認められます。
また、歯周病患者さんの歯周ポケット内ではグラム陰性の嫌気性桿菌に加えてスピロヘータも増加します。

このようにして、プラークは成熟していきます。
毎日の歯ブラシが大切という事を知っていただけたらと思います。
また次ではプラークから歯石に変わり、どのような影響があるかをお話ししていきたいと思います。
セルフケアの大切さを理解してもらえたら嬉しいです。
不動前ステーション歯科、矯正歯科衛生士玉井


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