こんにちは、不動前ステーション歯科・矯正歯科の小林です(^^♪
ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか?
わたしは先日姪っ子のお世話をしてきました。2歳になりたくさんお話ができるようになっていました!
成長をしみじみ感じます。
さて、本日は『虫歯予防のための食生活』についてお話します。
歯磨きをちゃんとしていれば大丈夫でしょ?と思っている方・・・
歯磨きはもちろん大切です。ただ、食事の内容・摂り方でも虫歯になるリスクをグッと下げることができます。
どのように気を付けるべきか、ライフステージごとに見ていきましょう。
<胎生期、乳幼児期>
乳歯は胎生期から乳児期にかけて、永久歯は出生前後から中学生の頃までに形成されます。
歯の形成は、その時期の小児の全身状態や栄養状態に敏感に影響されるため、保護者だけでなく、小児においてもバランスのとれた食事をとる必要があります。
幼児は1回に食べることのできる量が限られることから、1日に必要な栄養量を3回の食事だけで補うのは難しいため、1日に1~2回の間食が必要となります。
間食として摂取するカロリーは、1~2歳児で1日の総摂取エネルギーの10~15%、3~5歳児では15~20%とされています。
間食は単におやつではなく食事の一部となるため、牛乳や乳製品、穀物、果物、芋類などが望ましく、糖分、塩分、脂肪分の多いものの摂り過ぎには注意が必要です。
スクロース(ショ糖)を多く含む食品は日持ちするうえに、食べやすく、おやつといえばお菓子と考えている保護者が多いため、虫歯予防のためにも間食内容、回数、時間については気を付けなければなりません。
また子どもが甘味嗜好にならないために、保護者は甘味を抑えた食事を心がけることも大切です。
食べた後には歯を磨く習慣を身につけさせることも、この時期にはとても重要なことです。
①間食の回数について
小児の虫歯罹患と明確に関連するのは間食の回数です。
間食の多い小児は虫歯が多いといわれています。
これは間食としてスクロースを多く含む食物を与えるためで、スクロースの摂取回数を抑制することは小児の虫歯予防の基本となります。
特に3歳未満の幼児に対しては、スクロース摂取の抑制が最も有効な虫歯予防法となります。3歳未満の幼児は保護者の管理下にあるため、保護者次第でスクロースを含む食品の摂取を禁止することが可能です。
しかし、3歳を過ぎ行動範囲が広がると、友人の家などでスクロースを含む食品を食べる機会が増えたり、スクロースを禁止することは難しくなることが多いのです。
スクロースの禁止が困難になった場合は、次のステップとしてスクロースの摂取回数の制限が必要となります。1日2回など時間と間食を摂る場所を決めて与えることが大切です。