こんにちは!不動前ステーション歯科・矯正歯科の永田です。
3月になり外も暖かくなってきて、ようやく春の陽気がやってきました!
でもこの時期を恐れている方々もいると思います。。
そう、花粉症です!!
花粉症と歯周病って関係あるの?と思うかもしれません。
今回は歯周病と花粉症の関連性についてお話していきます。
花粉症はいわゆるアレルギー性鼻炎です。アレルギー性鼻炎などで抗ヒスタミン剤などの薬を服用される方も多いと思います。
抗ヒスタミン薬は花粉が鼻の中に入ると生体で感作されアレルギーによる鼻炎による鼻のつまりや呼吸がしずらくなったりする症状を緩和するために服用します。
ただ薬による副作用もあり、眠くなったり頭痛、倦怠感を感じる事があり特に消化器系では口が乾く現象が強くみられます。
口が乾くと唾液が出にくくなり、食事後などに食べかすがしっかり洗い流せなくなりお口のなかの歯垢(プラーク)がたまり歯肉の炎症を引き起こします。その状態で口腔内の清掃状態が悪いと歯肉炎を引き起こします。
その状態をさらに放置しておくと炎症が歯肉の深いところにプラークが入り込み歯石を作り歯周病になってしまいます。
もちろん抗ヒスタミン薬の服用を止めれば唾液の流れがよくなり自浄作用により歯や歯ぐきの汚れはある程度除去できるようになりますがアレルギー性鼻炎に悩まれている方は抗ヒスタミン薬の中止をすぐすることは難しいと思います。
お薬を中止できないのであれば口の渇きを予防することが必要になってきます。
対策としては・・・
①食事の際はよく咀嚼して唾液を出すようにする
②よく水分補給を行う
③口腔内の環境を清潔にしておきましょう
お口が乾くことにより食べかすやプラークがたまりやすくなるのでお水やお茶などを飲んでいつまでも食べかすを残さないようにしましょう。食後にお口をゆすぐことも効果的です。
また、歯肉炎が進行する前に歯磨きをきちんと行い自分自身でお口の中のコントロールを行いましょう。
自分自身でコントロールすることに不安あったり、自信がない人は歯医者さんで定期健診を受けてアドバイスをもらい正しい歯磨きの仕方を教えてもらいましょう!