どのような状態が歯周病にかかりやすいのでしょうか。
歯周病にかかりやすくなる3つまたは4つの因子が知られています。
微生物因子(歯周病菌)
プラークの中の歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)の存在
環境因子
・喫煙
・口の中の清掃不良
・初診時のポケットの深さ
・プラークの付着量
・ストレス
・口腔清掃教育の達成率
・食生活・専門医への受診回数 など
またプラークの溜まりやすい、歯に合っていない被せ物があることなども含まれます。さらに口呼吸、すなわち口で呼吸をする習慣のある人も、口の中の粘膜や歯ぐきが乾燥しやすくなり、炎症を起こしやすいのでこれに含まれます。
宿主因子
・年齢
・人種
・歯数
・糖尿病
・歯肉滲出液中の物質
・白血球機能
・遺伝 など
よく歯を磨かなくてもむし歯や歯周病にかかりにくい人がいます。
その理由のひとつには、生まれつきの私達の体の特徴があります。
例えば、体を守る防衛軍である白血球などの力、すなわち体の免疫機能の違いもあります。
咬合因子(環境因子に含む場合もあり)
悪いかみ合わせ、例えば歯ぎしりや歯の食いしばりなど、歯に強い負担がかかる状態などが含まれます。
これらの因子が合わさると歯周病になる危険性が高くなります。
歯周病は痛みがなく進行してしまいますので、まずは、歯科検診の受診をお勧めします。