フッ素塗布は、大人も子供も年齢を問わずに受けられる予防歯科メニューです。 歯質を強化するとともに、歯の再石灰化を促し、虫歯予防に効果的です。 フッ素塗布の効果は、約3か月持続すると言われていますので、その期間内に定期的に受けることをおすすめします。
生えたばかりの乳歯や永久歯は虫歯になりやすいため、その期間のフッ素塗布は特におすすめです。もちろん、それ以外の期間のフッ素塗布も有効な虫歯予防法となります。
歯科医院でのフッ素塗布
高濃度のフッ素を、歯に直接塗布します。塗布直後はうがいを避けましょう。また、塗布後30分ほどは、飲食を控えてください。
その後も、3か月に1度程度、継続的にフッ素塗布を行うことで効果が途切れません。
乳歯はもともと永久歯と比べてエナメル質が薄い構造をしています。その中でも、特に生え始めの虫歯リスクが高くなります。
ですので、乳歯が生え始めたらすぐにフッ素塗布を受けられることをおすすめします。フッ素塗布は虫歯予防に効果的ですが絶対に虫歯にならないというものではありません。
歯磨きやデンタルフロスによるセルフケア、食事の摂り方の改善、歯科医院での定期的な歯石除去・クリーニングも重要になります。
「フッ素」という名前から、こわいイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。
しかし歯科医院で使用するのは、安全性の高いフッ化ナトリウムです。毒性はなく、小さなお子様でも安心してお使いいただけます。また、オーラルケアグッズに含まれるフッ素についても同様です。
ご自身でフッ素入り歯磨剤、ジェル、洗口材を購入して頂きご家庭でも虫歯予防に努めていただくとより良い口腔内を保てます。